NO IMAGE

29歳女子が東京から福岡移住を決めた10の理由

前回に続き、生まれも住まいも東京の29歳独身女子が地方移住先として福岡県福岡市に決めた10の理由を書きたいと思います。

福岡市に移住を決めた理由① 東京からの交通アクセスが良い

前回も書きましたが、今回移住するに当たって仕事は変えないことが大前提であり勤務先は変わらず東京になることから、出社指示があれば東京に行かなくてはいけないですし、急遽今週末オフィス勤務になるなどいつ東京に出社しなくてはいけないか先が読めないわけです。

例えば沖縄に住んでいる場合台風の影響で出社できないリスクがあったり、札幌に移住したら雪の影響で飛行機が欠航になる恐れがあったり、距離的には近いけど公共交通機関が少ない街に住むと出社自体が不便であったりするわけですが、その点福岡ならば安心と考えました。

福岡空港→羽田空港のフライト本数は1日60以上ありますし、仮に飛行機が欠航や満席だった場合でも最悪新幹線で東京に行ける安心感。福岡市内から空港へのアクセスが良いというのも魅力的。

何だかんだ会社勤務を続けることを前提にしていたことと、海外アーティストの来日時や展覧会などが開催される時には東京に遊びに行くことを想定していたので、東京からのアクセスの良さは重要なポイントでした。

福岡市に移住を決めた理由② 電車も車も使わずに生活できること

福岡に移住を決めた理由2つ目は、電車も車も乗らずに自転車と徒歩で生活できることです。

前回、地方移住先として候補に挙げた尾道、新潟、金沢、函館、松本、いずれも大好きな街なんですが、大型スーパーやショッピングモールは郊外にあることから中心地だけでは全てが揃わずどうしても車が必要になってきそうだったんですよね。

免許は持っているのですが車は持っていないですし、いつ東京に戻るかわからない状況の中で車を購入する決断はできなかったので、車がないと生活できない街は正直きついなと思ってました。

その点、福岡ならば中心地で全て事足りそうで車は不要。

さらに全国有数のコンパクトシティであることから電車に乗る必要もなく、自転車と徒歩だけで生活できそうな福岡、いいじゃんと思ったわけです。

福岡市に移住を決めた理由③ 賃貸物件が数多くあり家賃が安い

今回地方移住を検討するにあたり様々な都市で物件を探してみたんですが、市街地に賃貸物件が無い、賃貸物件自体はあるがファミリー向け物件や単身者向け物件しかなく自分が希望する1LDKなどの少し広めの1人暮らし向け物件が無いエリアが多いことがわかりました。

例えば松本の中心地で物件を探した際、ファミリー向けの2LDK〜3LDK、学生向けの1R・1Kばかりで、1LDKはほとんどヒットしなかったんです。

その点福岡は中心地に自分が希望する40〜50平米の物件も多数あり単身赴任や移住される方が多いことから物件の流動性も高いこと、天神や大名などの市街地、大濠公園など自然が近い街、薬院や平尾などの高級住宅街、博多など交通利便性の高いエリアなど選択肢が多いこと、賃貸物件自体の数が多いことから東京や大阪、名古屋はもちろん、京都と比べても家賃が安いことが福岡移住を決めた1つの理由になりました。

福岡市に移住を決めた理由④ 大都市・街が栄えている

福岡に移住を決めた理由の4つ目は、街の規模が大きくて栄えていることでした。

百貨店やショッピングモールなどの商業施設に加えて、チェーン系の大型書店からブックスキューブリックなどの個性的な本屋に古本屋、アパレルショップ、古着屋、雑貨店、レコードショップ、カフェやBarなど数多くの飲食店などが存在する福岡ならば、今すぐ読みたい本を買いたくなったり、靴や洋服を試着したくなったり、何か欲しいものが発生した場合でも我慢や断念せずに生活できると思ったんです。

東京に比べて物質的や文化的な豊かさは劣るかもしれないが、福岡ならば十分なレベルにあると考えたことに加えて、東京に住んでいて何が快適だったって、人が多すぎて他人のことを気にしない・無関心なことでした。

言い換えると田舎のデメリットとして言われることも多い濃い人間関係や村社会が苦手ということもあり、街の規模が大きくない都市に移住してしまうと、ほとんどの人が知り合いで人付き合いの煩わしさや窮屈さを感じてしまいそうだなと思ったのですが、人口150万の福岡ならば多少の人間関係の複雑さはあれどそこまで気にならないのでは、と考えました。

福岡市に移住を決めた理由⑤ 映画館が多い

これはかなり個人的な理由になりますが、年間100本以上映画館で映画を見る私にとって、映画館の存在と映画館へのアクセスは非常に重要な要素でした。

NetflixやAmazonPrimeでも最新作が見れるようになってきましたが、やっぱり映画館の巨大スクリーンとサラウンドシステムで見る映画は正直別物と言ってもいいくらい。

しかも困ったことに私は、TOHOシネマズ、ピカデリー、ユナイテッド・シネマなどの所謂シネコン系から、アップリンク、ユーロスペース、ポレポレ東中野などの単館系映画館にも頻繁に通っていた人間なので、両方を満たせる地方移住先なんて存在するのか…妥協せざるを得ないのでは…と正直諦めモードに入っていました。

が、なんと福岡は、TOHOシネマズやユナイテッド・シネマなどのシネコンから、KBCシネマ、kino cinema天神などのミニシアターが全て徒歩圏内の市街地に複数存在するという、映画フリーク垂涎ものの街だったんです!

住んでみて実際毎週のように映画館に通っているのですが福岡の映画環境、想像以上に良かったので、これはまた別の機会に書きたいと思います。

福岡市に移住を決めた理由⑥ ライブハウスやクラブが多い

映画館と同様に、伝統あるライブハウスやクラブがあることも福岡に移住を決めた理由の一つでした。

1977年オープンで50年近い歴史を誇るDRUM Logos、系列のDRUM Be-1にDRUM SON、薬院から数分で2022年にはceroや奇妙礼太郎もライブを行ったBEAT STATION、福岡最大キャパのライブハウスで全国的にも有名なZEPP系列のZEPP FUKUOKA、福岡サンパレスや福岡マリンメッセなどのホールやアリーナクラスの会場、ライブに加えて深夜のクラブ営業も行っている老舗Kieth Flackなど、東京、大阪、名古屋に次いでライブハウスが多い都市だと思います。

熊本大分長崎など九州各地からのアクセスが良いことから全国ツアーで福岡だけブッキングされるケースも多いこと、春に開催されるCircle、糸島市・海辺のロケーションが抜群でアーティストからの評判も高いSunset Liveなどフェスも複数開催されることは、自分のライフスタイルから福岡移住の決め手となったポイントの一つでした。

福岡市に移住を決めた理由⑦ 海や山、公園など自然に恵まれた環境

福岡に移住して来られる方・福岡移住を検討されている多くの方が魅力に感じていることだと思いますが、海に山、公園など福岡は自然環境が充実、かつ市街地からのアクセス至便という驚きの環境です。

全国的に有名な糸島、博多ターミナルから高速線でアクセス可能な志賀島や能古島などの離島、毎年Circleが開催されることでも有名な海の中道海浜公園、市内から最も近いビーチで自転車に乗れば15分程度でアクセスできるシーサイドももち海浜公園。

山頂から福岡の市街地・玄海灘など福岡の街並みを一望することができ、1000m超えで山頂に神社があることでも有名な脊振山、山頂から見る夜景が素晴らしく展望台まで車でアクセス可能な油山、標高382mと初心者でも登山しやすい飯盛山など意外に知られていないのですが、海に加えて山も充実。

さらに、中国の杭州にある西湖をモチーフにしたといわれる大きな池とランニングコース、美しいスターバックスが特徴な大濠公園、薬院大通から歩いて行ける福岡市動植物園、那珂川に面しウォーターフロントで開放的な天神中央公園、桜の名所として有名な西公園など公園も多数。

しかもここで書いた全てのスポットに中心地からバス、電車、自転車で簡単にアクセスできる本当に驚きの環境で、朝は仕事前に大濠公園でランニング、仕事終わった後は海でボーッとしながらビール飲んで天神や薬院で美味しいご飯など、東京では考えられなかった生活が実現できる街です。

福岡市に移住を決めた理由⑧ 気候が穏やか

松本、金沢、新潟、函館、尾道、福岡の中から移住先を決めるにあたって、ランニングが日課かつ趣味なので走れない日々が続くとストレス溜まってしまいそうだなと考えていたのですが、ほとんどの街で冬は氷点下レベルの寒さになることと雪が降る日が多いことが悩みでした。

日本海に面した金沢・新潟・函館はいずれも冬の寒さが厳しく曇天が続くこと、松本は晴れの日が多く雪が降ることは多くないものの内陸で冬の寒さが厳しいこと。

福岡も日本海に面しているので冬のどんよりした天気や東京に比べて日照時間が少ないことは気になりましたが、雪が降ることは少なさそうなのと気温は東京と同じくらいだったので、許容の範囲内かなと考えました。

福岡市に移住を決めた理由⑨ 九州・中国地方へのアクセスが良い

旅行好きな私にとって九州は大好きなエリアで、温泉・観光・食べ歩きなど様々な目的で何回も訪れていました。

福岡に移住した場合、長崎・佐世保、大分、熊本、鹿児島、小倉など九州の主要都市、阿蘇、天草、五島列島、関門海峡、桜島など自然、別府・由布院、武雄温泉、黒川温泉、嬉野温泉など九州の名湯へのアクセスが東京に住んでいたときに比べて格段にアップすること。

さらに、下関、広島、尾道、萩、岡山など中国山陰地方へのアクセスも良くなることも、福岡移住を決めた理由の一つでした。

福岡市に移住を決めた理由⑩ 食文化が豊かでご飯が美味しい

これは私に限らずで、福岡に移住された方、移住を検討される方の多くがきっかけとなるであろうことで、言わずもがなですよね。

玄界灘と博多湾に囲まれた恵まれた環境で獲れるゴマサバやイカなどの新鮮な魚介類、はかた地どり、糸島豚、博多もち豚、宗像牛などの豊富なブランド肉、もつ鍋、皮焼き、水炊き、うどん、豚骨ラーメン、屋台など独自の食文化、いずれも魅力的で、外食はもちろん自炊も楽しめそうな福岡やっぱり良さそうだなと思いました。

以上、福岡移住を決めた10の理由になります。

実際に引っ越してみて初めて分かった福岡の良さや、意外なデメリットなども感じておりますので、そちらについてはまた別の記事で書きたいと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございました!

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!