29歳女子、初めて東京を出て地方移住します
みなさまはじめまして。
東京生まれ・東京育ち、現在も東京都杉並区西荻窪在住の29歳女子、この度福岡に移住することを決めました。
阿佐ヶ谷〜中野〜吉祥寺〜西荻窪と29年間東京以外住んだことがなく、30歳を目前に控えたアラサー女子が、地方移住を決めたきっかけ、地方移住の候補先として考えた街、地方都市の中でも福岡を選んだ理由についてお話ししたいと思います。
地方移住を決めたきっかけ①
移住を検討し始めた最初のきっかけは2021年の夏に4年交際して同棲していた彼氏と別れたことです。
交際中は杉並区西荻窪から徒歩11分、賃料13万円・1LDKの物件で家賃折半しながら二人暮らしをしていたのですが、色々とありまして別れることになってしまいました。
次の更新までは元彼氏が半額出すから住み続けて良いよと言ってくれてはいたものの、私の給料では毎月13万円払うことは全く現実的ではなく、東京で新居を探し始めたわけです。
引越し先の条件は以下の通り。
- 洋服や本、食器が多いので30平米以上である程度広さのある物件
- エリアは学生時代から住み慣れている中央線沿線沿い
- 中央線の中でも、できれば住んだことのない高円寺を中心に吉祥寺〜中野までのエリア
- 基本テレワークなので駅から遠くても問題なし
- 女性1人暮らしなので出来れば2階以上
- 築年数は古くてもOK
- 日当たりは北向き以外であれば大丈夫
とわたし的にはそこまで高望みしていないつもりだったのですが、かなり甘かったことが判明するわけです。。
さすがに6万円代は難しいと思いつつも、7〜8万円出したら十分あるかと思っていたら、全然物件がないんですよね。
不動産屋さんいわく、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いテレワークが普及したことで、私のような女性1人暮らしの女性がより広い・快適な環境を求めて引っ越すケースが多いらしく、20平米前後の物件は空きが出やすい一方で30平米前後の物件は空室が出てもすぐに埋まってしまう状況らしいです。
中央線沿線は難しいと考え東京東側エリアにも目を向けて、清澄白河、蔵前、浅草橋、押上、根津、千駄木、谷中などでも物件を探してみたのですが、元々の物件数が少ない上に近年人気が上がっているエリアとのことで良い物件には巡り合えず…
9万円は出せないことないものの、かなり家計が厳しくなることに加え、9万円払っても良いと思える魅力的な物件にもなかなか出会えず、エリアを変えるか、条件を下げるか、焦りだけが募っていくわけです。。
地方移住を決めたきっかけ②
そんな中、2021年の秋、勤務先の会社から衝撃の発表が!
うわわわわわわわわ!
身体中の細胞が目覚める感覚とはまさにあの瞬間のことを言うのではと思うくらい、全身に衝撃が走りました。
在宅勤務中にオンラインで聞いていたにも関わらず「えええっ」って声出しちゃうくらいびっくりしたと同時に何かが閃いた感じがしたんです。
先にも書いたように良い物件にはなかなか出会えず、
コロナが拡大してから友達に会う機会や外食する頻度は減り、
人との接触を避けるあまり外出することも滅法少なくなり、
高い家賃払って東京に住みメリットって何なんだろうって考えることも増え、
中央線沿線で物件を探している時どこに住んでも元カレに遭遇しそうって考えたり、
一緒に行ったお店の前を通ったりとかで、ちょっとテンション下がりがちな時も正直多かったのですが、
この発表を聞いた瞬間、私のとるべき選択肢は決まりました。
29歳にして初めての東京脱出、地方移住、これだ!
地方移住の候補として考えた街
発表のあった翌日、いや当日の夜から私の日課(趣味)はSUUMOとGOODROOMで物件を探すことになりました。
転勤ではなく自分で住む先を選べるのだから大好きな街に住もうと思って東京以外の物件を探す日々は予想以上に楽しくワクワクが増しながらも、気がついたら石垣島の物件を探している自分がいて発散し過ぎる傾向にあったので、、全国各地から移住先の候補を絞り始めました。
そんな中最初に候補として上がった地方移住先は、石川県金沢市、新潟県新潟市、北海道函館市、長野県松本市、広島県尾道市、そして福岡県福岡市でした。
一見するとバラバラで統一感がないように思われるのですが、どの街も大好きな街なんです。
- 金沢
- 21世期美術館、鈴木大拙館、KAMU KANAZAWAなどアートスポットが多数
- ひがし茶屋街、武家屋敷など歴史的建造物が多い
- 映画「きみは愛せ」など映画やドラマの舞台となるほど街の景観が素敵
- 日本海の海鮮類とお米、日本酒が最高
- 新潟
- 金沢と同じく日本海沿いで日本一の米産地
- 毎年必ず行っているフジロックの開催地
- 街中を流れる信濃川河川敷が最高の居心地
- 函館
- スープカレー、ジンギスカン、寿司など食事のバリエーション豊富
- 魚介類、野菜など新鮮な食材
- 坂と海に囲まれた街の雰囲気
- 「そこのみにて光輝く」「きみの鳥はうたえる」「さよならくちびる」など数多くの映画の舞台となるほど、どこを切り取っても絵になる街
- 松本
- 歴史的な建造物と文化、街が融合した独特の雰囲気
- 移住者の多さ
- 南アルプスの雄大な景色に代表される自然
- 温泉
- 「流浪の月」で李相日監督が惚れ込むほど素敵な空間
- 尾道
- 函館と同じく坂の町
- 瀬戸内海の穏やかな雰囲気
- 尾道焼きや尾道ラーメン、瀬戸内海で獲れるたこや魚介類
- 「逆光」など数多くの映画の舞台になった街
どの街も捨てがたく最後まで本当に悩みながら、生まれて初めての地方移住先として最終的には福岡県福岡市を選択するわけですが、ちょっと長くなってきたので、続きは次回詳しく書きたいと思います。